ホロスコープ解説
グループのホロスコープ
占星術では、個人の生年月日時だけでなく、会社の設立日やイベントの開始日時など、「何かが始まった瞬間」からもホロスコープ(チャート)を作ることができます。このアプリでは、グループの「結成日」を、そのグループ自身の誕生日のように扱い、個人と同じ方法でホロスコープを計算しています。
つまり、グループのホロスコープにも、太陽・月・水星などの10天体(結成時刻が分かればASC・MCも)、12サイン、2区分・3区分・4元素が存在します。例えば「グループの太陽が獅子座」であれば、そのグループ全体としては、堂々とした存在感を放ちやすい、人前で輝くタイプの活動をしやすい、といった読み方をします。
これは、メンバー個人の性格を表すものではなく、「グループ」という一つのまとまりが、どのような個性・方向性を持って世に出てきたかを表すものです。メンバーが入れ替わっても、結成日が変わらない限りグループのホロスコープは変わりません。
なお、これとは別に「所属人物のホロスコープ一覧」ページでは、メンバー個人個人のホロスコープを集計した「2区分・3区分・4元素」の合計値も見られます。こちらはメンバー構成が変わると数値も変わる、グループのホロスコープとは異なる指標です。両者を混同しないようご注意ください。
人物のホロスコープ
「人物のホロスコープ」は、その人の出生日時・出生地をもとに計算する、一般的な意味でのホロスコープ(個人チャート)です。生まれた瞬間の天体配置を読み解くことで、その人自身の性格や特徴を多角的に見ることができます。
グループのホロスコープが「結成日」を起点に計算するのに対し、人物のホロスコープは「誕生日」を起点に計算します。仕組み自体はまったく同じで、太陽・月・水星などの10天体(出生時刻が分かればASC・MCも)、12サイン、2区分・3区分・4元素が、その人固有の値として算出されます。
出生時刻が分からない場合、このアプリでは便宜的に正午(12時)出生として計算します。この場合、動きの速い月のサインがずれる可能性があり、月に連動する2区分・3区分・4元素の数値も参考値になります。また、ASCとMCは出生時刻が分からないと計算できないため、非表示にしています(詳しくは「サインの精度について」をご覧ください)。
なお、人物が複数のグループに所属している場合でも、人物のホロスコープはその人自身の出生情報のみから計算される、ただ一つの値です。所属グループが変わっても、人物自身のホロスコープが変わることはありません。
全員のホロスコープ
「全員のホロスコープ」は、グループに所属する人物それぞれの個人チャートを一覧表にまとめたページです。各メンバーの太陽・月・水星などのサインが横に並ぶため、メンバー同士のサインを見比べることができます。
このページの一番下には「集計」行があり、メンバー全員のサインの傾向をまとめています。例えば太陽の列であれば、メンバーのうち何%が牡羊座か、何%が牡牛座か、というように、各天体についてメンバー全員のサインの分布を割合で示します。2区分・3区分・4元素も同様に、メンバー一人ひとりの数値を全員分合計し、割合に直したものです。
この「集計」は、あくまでメンバー個人の出生データを積み上げた統計であり、「グループのホロスコープ」(結成日から計算される、グループ自体のチャート)とは別のものです。集計はメンバーの加入・脱退によって数値が変わりますが、グループのホロスコープは結成日が変わらない限り一定です。
出生時刻が不明なメンバーがいる場合、そのメンバーのASC・MCは集計に含まれません。全員の出生時刻が不明な場合、ASC・MCの集計は「ー」と表示されます。メンバー間の共通点や、グループ全体としての傾向のかたよりを知りたいときに参考にしてください。
12サインについて
星占いで使われる牡羊座から魚座までの12星座(12サイン)は、天球上の太陽の通り道(黄道)を30度ずつ12等分したものです。生まれた日によって太陽がどのサインにあったかが決まり、これが一般的な「星座占い」の星座になります。
12サインは、これまで説明した「2区分(陽・陰)」「3区分(活動・固定・柔軟)」「4元素(火・地・風・水)」の組み合わせでできています。例えば牡羊座は「陽・活動・火」、牡牛座は「陰・固定・地」というように、それぞれのサインは2区分×3区分×4元素の掛け合わせで、独自の性格を持っています。
このアプリでは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星、ASC・MCという12個の天体・感受点それぞれが、どのサインにあるかを見ることで、その人の性格や特徴を多角的に読み解きます。以下では、12サインそれぞれの基本的な性質を紹介します。
牡羊座
「牡羊座」は、12サインの最初に位置する星座で、陽・活動・火の組み合わせを持ちます。まっすぐな行動力と、物事を切り開く力強いエネルギーが特徴です。
思い立ったらすぐ行動に移す、スピード感のあるタイプ。競争心が強く、一番を目指す情熱を持っています。周りの目を気にせず自分の直感を信じて突き進むため、リーダーシップを発揮しやすい一方、勢い任せで見切り発車になることもあります。
例えるなら、新しいプロジェクトの立ち上げメンバーとして真っ先に手を挙げ、勢いよく進めていくタイプ。牡羊座の性質が強い人は、新しいことを始めるときのエネルギー源として、周囲に刺激を与える存在になりやすいでしょう。
牡牛座
「牡牛座」は、陰・固定・地の組み合わせを持つ星座です。安定感とじっくり物事に取り組む粘り強さ、そして五感で味わう心地よさを大切にする性質が特徴です。
一度決めたことをコツコツ継続する力があり、変化よりも安定を好みます。美味しい食事や心地よい肌触りなど、五感で楽しめるものへのこだわりが強く、質の良いものをじっくり選ぶ堅実さも持っています。
例えるなら、地道な努力で着実に成果を積み上げていく職人のようなタイプ。牡牛座の性質が強い人は、周りに安心感を与える、頼れる存在になりやすいでしょう。
双子座
「双子座」は、陽・柔軟・風の組み合わせを持つ星座です。好奇心旺盛で、情報収集や会話を通じていろいろな物事を軽やかに理解する力が特徴です。
一つのことにこだわらず、幅広い分野に関心を持ち、状況に応じて柔軟に対応します。話し上手・聞き上手で、人とのコミュニケーションを楽しみながら、新しい知識や人間関係をどんどん広げていきます。
例えるなら、話題が豊富でその場を明るくする、みんなの潤滑油のような存在。双子座の性質が強い人は、変化の速い環境に対応する柔軟さと、新しい情報をいち早くキャッチする感度の高さを持っています。
蟹座
「蟹座」は、陰・活動・水の組み合わせを持つ星座です。家庭的な温かさと、身近な人を守ろうとする面倒見の良さ、豊かな感受性が特徴です。
親しい人との絆を大切にし、安心できる居場所を作ることに情熱を注ぎます。人の気持ちに敏感で、共感力が高く、困っている人がいると放っておけません。慣れ親しんだ環境や、気心の知れた仲間との関係を何より大切にします。
例えるなら、家族やチームのメンバーをそっと支える、縁の下の力持ち的存在。蟹座の性質が強い人は、周囲に安心感を与える、優しい人という印象を持たれやすいでしょう。
獅子座
「獅子座」は、陽・固定・火の組み合わせを持つ星座です。堂々とした存在感と、人前で自分を表現する力、そして揺るがない自信が特徴です。
人から注目されることに喜びを感じ、自分らしさを堂々と表現します。一度自分の信念を持つとそれを貫く強さがあり、周りを引っ張るリーダーシップを発揮しやすいタイプです。気前が良く、周りの人にも惜しみなく愛情を注ぎます。
例えるなら、舞台の主役として堂々と輝く存在。獅子座の性質が強い人は、その場を明るく盛り上げる、頼れるムードメーカーになりやすいでしょう。
乙女座
「乙女座」は、陰・柔軟・地の組み合わせを持つ星座です。緻密な分析力と、物事を丁寧に仕上げる几帳面さ、周りをサポートする気配りが特徴です。
細かい部分までよく気がつき、完成度を高めるための工夫を怠りません。実務的な作業を正確にこなす力があり、周りの人が困っていることに気づいて、さりげなく手助けをするタイプです。
例えるなら、細部まで丁寧にチェックして品質を支える、縁の下の実務担当者。乙女座の性質が強い人は、真面目で信頼できる、頼れる存在として評価されやすいでしょう。
天秤座
「天秤座」は、陽・活動・風の組み合わせを持つ星座です。バランス感覚と、人との調和を大切にする社交性、洗練された美意識が特徴です。
物事を客観的・公平に見る力があり、対立する意見の間を取り持つのが得意です。人当たりが良く、誰とでも心地よい関係を築こうとするため、社交の場で自然と輪の中心になることも多いタイプです。
例えるなら、対立する意見をうまくまとめる、その場の調整役。天秤座の性質が強い人は、洗練された振る舞いと公平さで、周りから信頼されやすいでしょう。
蠍座
「蠍座」は、陰・固定・水の組み合わせを持つ星座です。深い集中力と、物事を徹底的に突き詰める探究心、一度決めた相手を大切にする一途さが特徴です。
表面的な付き合いよりも、深く本質的なつながりを求めます。一度心を許した相手には強い忠誠心を見せる一方、簡単には心を開かない慎重さも併せ持っています。強い意志で困難を乗り越える力も特徴です。
例えるなら、一つのテーマをとことん掘り下げる研究者のようなタイプ。蠍座の性質が強い人は、芯の強さと深い洞察力で周りから一目置かれやすいでしょう。
射手座
「射手座」は、陽・柔軟・火の組み合わせを持つ星座です。自由を愛する冒険心と、新しい世界を求める好奇心、物事を前向きに捉える楽観性が特徴です。
型にはまらず、常に新しい経験や知識を求めて視野を広げていきます。海外や学問、哲学など、遠い世界への関心が強く、束縛されることを嫌う自由なスタイルを好みます。素直で正直な性格から、裏表のない付き合いを好むタイプです。
例えるなら、新しい旅先を求め続ける冒険者のような存在。射手座の性質が強い人は、周りに前向きなエネルギーを与える存在になりやすいでしょう。
山羊座
「山羊座」は、陰・活動・地の組み合わせを持つ星座です。強い責任感と、地道な努力を積み重ねる忍耐力、社会的な実績を築く堅実さが特徴です。
目標を定めたら、着実に一歩ずつ努力を重ねていくタイプ。すぐに結果が出なくても粘り強く取り組み、長い時間をかけて信頼と実績を築いていきます。真面目で計画的な性格から、周りから頼りにされることが多いタイプです。
例えるなら、地道な努力でキャリアを着実に築き上げていく人。山羊座の性質が強い人は、責任感の強さと堅実さで、社会的な信頼を得やすいでしょう。
水瓶座
「水瓶座」は、陽・固定・風の組み合わせを持つ星座です。独自の視点と、常識にとらわれない自由な発想、そして人類全体への関心が特徴です。
周りに流されず、自分独自の考えを大切にします。既存のルールや慣習にとらわれず、新しい視点で物事を見直す力があり、平等や自由といった理念を大切にする傾向があります。友人関係を広く大切にし、多様な人とフラットに付き合うタイプです。
例えるなら、時代の一歩先を行くアイデアを提案する革新者。水瓶座の性質が強い人は、独創的な発想で周りに新しい風を吹き込む存在になりやすいでしょう。
魚座
「魚座」は、陰・柔軟・水の組み合わせを持つ星座で、12サインの最後に位置します。豊かな想像力と、人の気持ちに寄り添う共感力、そして境界を超えて物事を受け入れる柔らかさが特徴です。
感受性が非常に豊かで、人の痛みや喜びを自分のことのように感じ取ります。芸術的な感性やイメージ力に優れ、目に見えないものへの感度も高いタイプです。優しく献身的な一方、周りの影響を受けやすく、自分と他人の境界があいまいになることもあります。
例えるなら、周りの人にそっと寄り添い、癒しを与える存在。魚座の性質が強い人は、深い共感力で人を包み込む優しさを持っています。
10天体とASC・MCについて
ホロスコープでは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星という10天体に加え、ASC(アセンダント)とMC(ミディアムコエリ)という2つの感受点を使って、その人の性格や特徴を多角的に見ます。
太陽は、その人の中心的な性格や、目指す方向性・生きる目的を表します。月は、無意識の感情や安心感、素の自分を表します。水星は、考え方や話し方、情報のやり取りの仕方を表します。金星は、好み・美意識、人との関わり方や恋愛の傾向を表します。火星は、行動力・闘争心、エネルギーの使い方を表します。
木星は、成長や拡大、幸運をつかむ力を表します。土星は、責任感や忍耐力、乗り越えるべき課題を表します。天王星は、独自性や変化を求める力を表します。海王星は、感受性や理想、目に見えないものへの感覚を表します。冥王星は、根源的な欲求や、人生を大きく変える力を表します。
ASCは、初対面の人に見せる印象や、無意識に取る行動パターンを表します。出生時刻がわからないと計算できません。MCは、社会に対して見せる顔や、目指す社会的な立ち位置・キャリアの方向性を表します。こちらもASCと同様に出生時刻が必要です。
太陽
「太陽」は、その人の中心的な性格・アイデンティティ、そして「本来どうありたいか」という生き方の方向性を表す天体です。占星術では最も基本となる天体で、いわゆる「星座占い」で使われる12星座(牡羊座、牡牛座など)は、太陽がどのサインにあったかを指しています。
太陽は、意識してそうありたいと思っている自分らしさや、人からわかりやすく見える性格の核の部分を表します。例えば「太陽が獅子座」の人は、堂々としていて人前に立つことを好む、といった具合に、その人の基本的なキャラクターの土台になります。
ただし人の性格は太陽だけで決まるわけではなく、月や他の天体との組み合わせによって、実際にはもっと複雑な個性になります。太陽は、数ある要素の中でも「その人らしさの中心」を知るための、いちばん基本的な手がかりだと考えてください。
月
「月」は、無意識の感情や、素の自分、安心できる状態を表す天体です。太陽が「意識して見せる自分」だとすると、月は「一人になったときの本音」「リラックスしているときの自分」に近いイメージです。
月のサインは、人が何によって安心し、どうやって感情を処理するかの傾向を表します。例えば「月が蟹座」の人は、家庭的な環境や気心の知れた人との時間に安心感を覚えやすく、感情豊かに人と関わる傾向がある、といった具合です。
月は太陽よりも動きが速く、約2〜3日で次のサインに移動するため、正確な位置を知るには生年月日だけでなく出生時刻の情報がより重要になります(出生時刻が不明な場合、月のサインがずれる可能性があります)。太陽が「その人の目的地」だとすれば、月は「その人が居心地よく過ごせる場所」を表す天体だと考えてください。
水星
「水星」は、考え方や話し方、情報のやり取りの仕方を表す天体です。人がどうやって物事を理解し、それをどう言葉にして人に伝えるか、というコミュニケーションの傾向を示します。
例えば「水星が双子座」の人は、好奇心旺盛でいろいろな話題に軽やかに反応するのが得意なタイプ。「水星が乙女座」の人は、物事を細かく分析したり、正確さを重視して話したりするタイプ、といった具合です。
水星は太陽から大きく離れないという特徴があり、太陽と近いサイン(同じサインか、その前後のサイン)に入ることがほとんどです。そのため、水星の性質は、太陽が表す基本的な性格に「考え方のクセ」を加えるような役割を果たします。学び方の得意なスタイルや、会議・雑談などでの話し方の傾向を知りたいときに参考になる天体です。
金星
「金星」は、好み・美意識、人との関わり方や恋愛における傾向を表す天体です。何を「心地よい」「美しい」と感じるか、どんなふうに人を好きになったり、大切にしたりするかを示します。
例えば「金星が牡牛座」の人は、五感で楽しめる心地よさ(美味しい食事や肌触りの良い物など)を好み、恋愛でも安定や安心感を重視する傾向があります。「金星が水瓶座」の人は、束縛のない自由な関係や、友達のような対等な関わり方を好む傾向がある、といった具合です。
金星も水星と同様に太陽から大きく離れないため、太陽の性質に「好みや愛情表現のクセ」を加えるイメージで捉えるとわかりやすいです。恋愛傾向だけでなく、ファッションの好みや、何にお金や時間をかけたいと思うかといった、広い意味での「心地よさの基準」を知る手がかりになります。
火星
「火星」は、行動力・闘争心、エネルギーの使い方や物事への挑み方を表す天体です。何かを始めるときの勢いの出し方、欲しいものを手に入れようとするときの動き方、怒りやストレスの発散の仕方などに現れます。
例えば「火星が牡羊座」の人は、思い立ったらすぐ行動に移す直線的なエネルギーを持ち、競争心も強い傾向があります。「火星が蟹座」の人は、大切な人や身近な環境を守るために力を発揮する、というように、防御的な形でエネルギーが出やすい傾向があります。
太陽が「目指す方向性」だとすれば、火星は「そこに向かうときの推進力やがんばり方」に近いイメージです。仕事への取り組み方や、対立が起きたときの反応の仕方など、その人の「動き」に関わる部分を知りたいときに参考になる天体です。
木星
「木星」は、成長・拡大、そして幸運をつかむ力を表す天体です。どんな分野で物事がうまく広がりやすいか、どんな考え方が自分の可能性を大きく伸ばしてくれるかを示します。
例えば「木星が射手座」の人は、新しい世界や海外、学問など、視野を広げてくれるものに触れることで成長しやすい傾向があります。「木星が山羊座」の人は、地道な努力や責任ある立場を引き受けることを通じて、着実に運を広げていくタイプです。
木星は太陽・月・水星・金星・火星に比べて動きがゆっくりで、1つのサインに約1年とどまります。そのため木星は、個人だけの細かい特徴というより、同じ時期に生まれた世代にある程度共通する「伸びやすい方向性」を示す側面もあります。自分の強みをどう伸ばすとよいかのヒントとして参考になる天体です。
土星
「土星」は、責任感・忍耐力、そして人生で乗り越えるべき課題を表す天体です。何に対して真剣に取り組む必要があるか、どんな努力の積み重ねが自分を成長させてくれるかを示します。
例えば「土星が乙女座」の人は、細かいことをコツコツ正確にこなす力を鍛えることで自信をつけていくタイプ。「土星が獅子座」の人は、人前に立つことや自己表現に対して最初は緊張や苦手意識を感じやすいものの、経験を重ねることで大きな自信に変えていくタイプです。
土星は木星よりもさらに動きがゆっくりで、1つのサインに約2年半とどまります。そのため木星と同様、同じ時期に生まれた世代に共通するテーマを示す側面もあります。土星が示す分野は、最初は苦手や重荷に感じられても、向き合い続けることで人生の土台となる強さに変わっていく、という見方をされることが多い天体です。
天王星
「天王星」は、独自性・自由さ、そして既存のやり方を変えようとする力を表す天体です。人と同じであることよりも、自分らしさや新しさを大切にする気持ちに関係しています。
天王星は1つのサインに約7年とどまるため、同じ時期に生まれた人たちは同じサインの天王星を持つことになります。そのため天王星は、個人差というよりも「同世代に共通する価値観や、時代の変化のテーマ」を表す天体として扱われることが多いです(このアプリの「年代別世代早見表」も、この天王星のサイン変化を目安の1つにしています)。
個人のホロスコープの中では、天王星がどの生活分野に関わっているかを見ることで、その人がどんな場面で「型にはまらない自分らしさ」や「変化を起こしたい気持ち」を発揮しやすいかを知る手がかりになります。
海王星
「海王星」は、感受性・理想、そして目に見えないものへの感覚を表す天体です。イメージ力や共感力、夢や理想を思い描く力、また現実と非現実の境界があいまいになるような感覚に関係しています。
海王星は天王星よりもさらにゆっくり動き、1つのサインに約14年とどまります。そのため天王星と同様、個人差というよりも「同世代に共通する感性や、時代の空気」を表す天体として扱われることが多いです。同じ時期に生まれた人たちは、同じ海王星のサインを共有することになります。
個人のホロスコープの中では、海王星が関わる分野において、理想を追い求めやすかったり、逆に現実がぼんやりして捉えにくく感じられたりすることがある、という見方をされます。芸術的な感性や、目に見えない気配を察する力とも結びつけて語られることが多い天体です。
冥王星
「冥王星」は、根源的な欲求、そして人生を根本から変えるような大きな力を表す天体です。表面的な好み以上に、その人が心の奥深くで本当に求めているものや、破壊と再生を伴うような大きな転換に関係しています。
冥王星は10天体の中で最も動きがゆっくりで、1つのサインに約12〜30年ととどまります(サインによって滞在期間が大きく異なります)。そのため冥王星も、個人差というよりも「同世代に共通する、大きな時代のテーマ」を表す天体として扱われることが多いです。
個人のホロスコープの中では、冥王星が関わる分野において、簡単には変えられない根深いこだわりや、人生の転機に大きな変化を経験しやすいテーマが表れる、という見方をされます。強い集中力や、物事を突き詰める力とも結びつけて語られることが多い天体です。
ASC(アセンダント)
「ASC」は、10天体とは別に扱われる「感受点」の1つで、生まれた瞬間に東の地平線から昇ってきていたサインを指します。初対面の人に与える第一印象や、意識しなくても自然に出てしまう振る舞い方、いわば「外見上の入り口」を表します。
例えば「ASCが天秤座」の人は、物腰が柔らかく、人当たりの良い印象を周りに与えやすい傾向があります。太陽が「本来の自分らしさ」を表すのに対し、ASCは「初対面で相手に伝わりやすい雰囲気」に近いイメージで、両者が違うサインの場合、「話してみると意外な一面がある」と言われることもあります。
ASCは地球の自転によって約2時間ごとに次のサインに変わるため、正確に計算するには生年月日だけでなく出生時刻の情報が欠かせません。出生時刻が不明な場合、ASCは計算できないため、このアプリでは非表示にしています。
MC(ミディアムコエリ)
「MC」は、ASCと同じく「感受点」の1つで、生まれた瞬間に天の子午線の一番高い位置にあったサインを指します。社会に対して見せる顔や、目指したい社会的な立場・キャリアの方向性、いわば「外向きの目標地点」を表します。
例えば「MCが山羊座」の人は、地道に実績を積み上げて社会的な信頼や地位を築いていくことを目指しやすい傾向があります。「MCが魚座」の人は、人を癒したり支えたりするような、目に見えにくい形で社会に貢献する働き方に惹かれやすい傾向がある、といった具合です。
MCもASCと同様に地球の自転にともなって変化するため、正確に計算するには出生時刻の情報が欠かせません。出生時刻が不明な場合、MCは計算できないため、このアプリでは非表示にしています。仕事選びやキャリアの方向性に迷ったときの、1つの手がかりとして参考にされることが多い感受点です。
2区分・3区分・4元素について
2区分(陽・陰)
「2区分」は、性格の方向性を大きく「陽」と「陰」の2タイプに分けたものです。
陽は、気持ちが外に向かいやすく、自分から動いて発言したり、周りに働きかけたりするタイプ。陰は、気持ちが内に向かいやすく、まず状況をよく見たり、じっくり感じ取ったりしてから動くタイプです。優劣ではなく、エネルギーの向きの違いだと考えてください。例えば初対面の集まりで、すぐ自分から話しかけに行く人は陽寄り、しばらく様子を見てから話し始める人は陰寄り、というイメージです。
【カウントのルール】
12星座には、1.牡羊座 2.牡牛座 3.双子座 4.蟹座 5.獅子座 6.乙女座 7.天秤座 8.蠍座 9.射手座 10.山羊座 11.水瓶座 12.魚座、という決まった順番があります。この番号が奇数(1、3、5…)の星座はすべて「陽」、偶数(2、4、6…)の星座はすべて「陰」と決まっています。
このアプリでは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体(出生時刻が分かればASC・MCも加えた12個)が、それぞれ「陽の星座」と「陰の星座」のどちらに入っているかを数えて、「陽◯、陰◯」という数値にしています。
例えば「陽8、陰2」の人は、全体として陽の性質が強く出やすい人。「陽5、陰5」に近い人は、状況に応じて陽と陰のどちらの面も出せるバランス型と考えられます。どちらが多い・少ないが良い悪いという話ではなく、その人らしいバランスを知るための目安です。
3区分(活動・固定・柔軟)
「3区分」は、物事への取り組み方・行動パターンを「活動」「固定」「柔軟」の3タイプに分けたものです。
「活動」は、新しいことを思いついたらすぐ始める、きっかけを作るのが得意なタイプ。「固定」は、一度決めたことをじっくり続ける、粘り強く安定させるのが得意なタイプ。「柔軟」は、状況に合わせて臨機応変に対応したり、変化を受け入れたりするのが得意なタイプです。例えるなら、活動は新しい企画を立ち上げる人、固定はそれをコツコツ守り育てる人、柔軟は周りの変化に合わせて計画を調整する人、というイメージです。
【カウントのルール】
12星座の順番を3つずつのグループに区切り、1〜3番目、4〜6番目、7〜9番目、10〜12番目という4組に分けます。各組の1番目(1、4、7、10番目の星座)が「活動」、2番目(2、5、8、11番目)が「固定」、3番目(3、6、9、12番目)が「柔軟」と決まっています。
このアプリでは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体(出生時刻が分かればASC・MCも加えた12個)が、それぞれ「活動宮」「固定宮」「柔軟宮」のどのグループの星座に入っているかを数えて、「活動◯、固定◯、柔軟◯」という数値にしています。
例えば「活動6、固定2、柔軟2」の人は、物事を始めたり動かしたりする力が強く出やすい人。3つの数がある程度均等に近い人は、始める・続ける・合わせるをバランスよく使い分けられるタイプと考えられます。どれが多い・少ないが優劣ということではなく、行動の傾向を知るための目安です。
4元素(火・地・風・水)
「4元素」は、感じ方・エネルギーの性質を「火」「地」「風」「水」の4タイプに分けたものです。
「火」は情熱的で直感的、勢いよく行動するタイプ。「地」は現実的で堅実、実際に手を動かして結果を積み上げるタイプ。「風」は知的でコミュニケーション好き、考えたり話し合ったりして物事を理解するタイプ。「水」は感受性が豊かで共感力が高く、感情や雰囲気を大切にするタイプです。この4つは占星術で古くから使われてきた性格の分類方法で、火・地・風・水という呼び方は、自然界の要素になぞらえたものにすぎません。
【カウントのルール】
12星座の順番を4つずつのグループに区切り、1〜4番目、5〜8番目、9〜12番目という3組に分けます。各組の1番目(1、5、9番目)が「火」、2番目(2、6、10番目)が「地」、3番目(3、7、11番目)が「風」、4番目(4、8、12番目)が「水」と決まっています。
このアプリでは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体(出生時刻が分かればASC・MCも加えた12個)が、それぞれ火・地・風・水のどの星座に入っているかを数えて、「火◯、地◯、風◯、水◯」という数値にしています。
例えば「火5、地1、風4、水2」の人は、情熱・直感(火)と知性・会話(風)の性質が強く出やすい人。特定の要素が0や1に近い場合は、その性質を意識的に補うと良いバランスになる、という見方もできます。どれが多い・少ないが優劣ということではなく、その人らしい性質の傾向を知るための目安です。
サインの精度について
当サービスにおいては、サインの度数は実際の度数の小数点を繰り上げて表示しています。つまり実際の度数が5.2度だった場合、6度として表示しています。これはサビアンシンボルの度数の数え方が、このような仕組みを前提にしているためです。
グループの結成時刻や人物の出生時刻が不明な場合、月以外でも実際の度数が0.x度もしくは29.x度のとき、0度の場合は前のサイン、29度の場合は次のサインになる可能性が、少ないながらもあり得ます。
そのようなこともあることをご理解いただいた上で、サイン情報をご参考ください。